若者を利用する劣悪な企業の存在
3月 8, 2016 · Posted in 若者 · 若者を利用する劣悪な企業の存在 はコメントを受け付けていません
高齢化が進む一方で、少子化の流れに歯止めがかかりません。すでに、日本の人口は純減状態に入っています。このままこの状況が続くと、数百年後には日本人が絶滅するという統計データも出されています。
経済がデフレ状態から脱却するかどうかの瀬戸際にある今、若者世代は貴重な労働人口の一部です。これからの日本経済を支える大切な子として彼らの戦力が必要とされています。しかし、一部の企業の手前勝手な経営理論によって、若者たちが利用されている現象が最近見られます。異常な残業時間や一人勤務、厳しい販売ノルマなど、健全な労働環境が整備されていない職場が、ブラックと呼ばれるようになりました。
特定の企業や職場に限られていますが、これらはほんの氷山の一角だと指摘する専門家もいます。社会経験に乏しい若者の知識不足を悪用したこれらのブラック企業は、その問題点を徹底的にあぶりだす必要があります。もし本当にマスコミで騒がれているような事態が確認されたなら、それは大いに批判され社会的制裁を受けるべきでしょう。
乏しくなりつつある貴重な日本の労働力を劣悪な環境の職場においておくような余裕は、これからの日本経済にありません。ただし、ここで気を付ける必要があるのは、厳しい仕事に励む人たちの働く場がすべてブラックだと、安易にレッテルを貼るべきでなないという点です。もしすべての３Kといわれる仕事がアウトなら、この社会を支えている多くの人たちの苦労が報われません。きつい仕事に耐えながら使命感を持って社会に貢献する人たちも多いという点も併せて認識するべきでしょう。
